初めての妊娠は、それこそ戸惑いの連続だったっけ。
欲しくてもなかなかできなくて、やっとできた赤ちゃん。でもその喜びに浸る間もなく、すぐにやってきたつわり(苦笑)。
実家に帰ってばっかりいたなぁ(苦笑)。作ってもらうと、食事も少しはできたんだよね(^_^;)へへ
4kg減ってやっと長いつわりも終わり安定期。快適も快適。
お腹が大きくなってくると、家族はもちろん世の中の人がみんな優しくなった気がしてすごーく嬉しかったっけ。

臨月。予定日二週間も前から実家にお世話になった。
その頃は妹がまだ実家に住んでたから、毎日楽しかった。自宅に戻りたくないくらいだったよ(笑)。
予定日が9月26日で、3日前から前駆陣痛がありハラハラした。20分間隔くらいで鈍い痛み。
初めてだし、どれが陣痛の始まりかわからなくなって、心配のあまり夜が眠れなくなった(^_^;)。
何度も病院に電話してたら、入院しますかと言われそうすることに。
パパが25日はお休みを取っていた。朝に入院。その日に生まれてくれたらいいなと思っていた。
ところが、入院しても一向に進まない陣痛。こりゃ早まったか?とプチ後悔(^_^;)。
そうこうしているうちに25日は終わってしまった。
日付が変わった頃から、段々痛みが強くなってきた。
パパは帰っちゃったし、病室は4人部屋だけど夜中だし心細い。もちろん一睡もできずに長い長い夜となった。
朝7時前、パンッと何かが弾ける感じがして、水が漏れた気がした。
破水!?と思い慌ててナースコール。同室の子達から「頑張って」の声援を受けつつ、陣痛室へ向かう。
その途中、自分で公衆電話から実家に「今から陣痛室」と電話を入れた。
携帯の普及していない時代の出来事なのです(爆)。
陣痛室に入って色々仕度をしてもらったけれど、破水は高位破水で相変わらず子宮口は開いていないらしい。
そんなーーー(。。lll)
「とりあえず顔洗ってらっしゃいよ」と看護婦さんに明るく言われる。
「顔なんて汚くたってどうでもいいよ(。。lll)」と思いつつ、洗面所で陣痛の合間に洗顔と歯磨き。
その後朝食が出るけれどもちろん食べられるわけがない。
ちょうどその時期は看護学生の実習時期で、妊婦1人につき1人の実習生がついた。
最初は戸惑っていたけれど、そのうち気を使う余裕もなくなり、
「腰揉んで!違う!そこじゃない!押して!」とこき使うこととなった(笑)。
10時頃には、もうその痛みは口ではあらわせれないくらいに強くなっていた。
助産師さんを見れば、「いつごろ生まれますか?(π0π) ウルルルル」が口癖に(笑)。
その時点で4cmくらいしか開いていなかったので、夕方くらいですねぇと言われて愕然となる。
時計と、某粉ミルク会社のカレンダーばかり眺めていた気がする。時計はわかるとしても何故カレンダーなのか。
たぶん、数字を数えることで正気を保とうと必死だったのだろうと思う(苦笑)。
その後スピードは早まり、人工破水をすると一気にいきみが襲ってきた。が、まだ逃せというショック☆<(*□*;)>☆ショック
看護学生さんの励ましを受けつつ耐えに耐え、13時を回った頃にやっと分娩室への許可がおりた・゜・(ノД`)・゜・。
実習時期の真昼間のお産。分娩室には先生をはじめ、2人の助産師さん(1人は私の手の握り係:爆)とお付の学生さん、
さらに足元には5人くらいの学生ギャラリー(爆)。
でも、もう私には恥も外聞もなかったわよ。ただ、ひたすら掛け声にあわせていきむのみ!
みんなでヒッヒフーの大合唱ときたもんだ( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
分娩室に入ってからは早かった。何度目かのいきみで兄@誕生。14時3分。3008g。
初めて会った感想は「宇宙人みたい」(爆)。
性別は聞いてなかったから、男の子と知って嬉しかった。
実家も義実家もみんな男の子希望だったし、私も最初の子は男の子と決めていた。
パパにもポケベルですぐ報告。
3日くらい寝ていなかったから、その後やっとゆっくり眠ることができたよ。

その後はマタニティブルーに陥ることも少しはあったけど、相部屋に助けられた。
お産した病院は母子別室で授乳時だけ新生児室に行くんだけど、そこがもう死ぬほど楽しかった。
みんな大仕事を成し遂げた達成感と同志意識から異常なハイテンション(笑)。
経産婦さんの為になる話もたくさん聞けたのもよかった。
女子高の経験はないけれど、おそらくこんな感じ?という楽しさ。毎日みんなでオッパイ出して笑いあってたよ。
最近の傾向としては、個人病院の個室を望む人が多いらしいけど、私は大部屋も是非勧めたいなぁ。
あの経験が、私の中のお産というものをすごくいいイメージにした気もするんだよね。
次の子も、絶対ここで産もうとその時に決心したのでした(笑)。次のお産は兄Aの誕生日にでも(笑)



9歳のお誕生日おめでとう。そして、母親9歳をありがとう(*^^*)。